アメタマラボ

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AMラジオが終了。ワイドFMへ。AMとFMの違いとは?



この度、2019年8月30日に総務省の有識者会議が、
AMラジオを廃止し、ワイドFMへ一本化することを容認する方針を示しました。


減少する聴取者


あらゆる視聴デバイスの普及により、聴取者の減少傾向にあるラジオ番組。
ラジオを聴かずしても情報を得られるように時代が変わったことや
娯楽の幅が広がったことから必然的に聴取者は減少しています。

1991年度に2040億円だったAMラジオの営業収入は
2017年度に797億円60%減少

このような経営環境の厳しさから民放連が総務省へ要望しました。

上記に基づき、今後、AMラジオを事実上廃止し、
ワイドFMへの一本化を示す意向が求められています。


AMとFMの違い

AMとFMの違いは、音声を電波に重ね合わせて飛ばす変調の方式にあります。

AMの国内周波数は、526.5~1606.5kHzの中波。
FMの国内周波数は、76.1~94.9MHzの超短波です。
※1000kHz(キロヘルツ)=1MHz(メガヘルツ)

AMの電波は、FMに比べ広範囲に届くメリットがあります。
外国の放送なども聴けますよね。
また、技術的にも簡単な方式なのです。



しかし、AMはFMに比べ、混信が多く、音質が劣ることがデメリットです。

対し、FMは放送域はAMより狭いですが、
周波数の範囲が広い為、混信もガードし、高音質で音楽番組にも向いています。
(AMをMHzに置き換えると0.5265MHz~1MHz=0.5MHz以下の範囲しかない。)

また、FM周波は、AM周波より、建物内に届きやすく、平地に設置されているAMアンテナより山頂などの高所に設置されているFMアンテナの方が津波などの被害も受けにくい為、災害対策や難聴対策においてもFMの方がメリットがあります。



ワイドFMとは

ワイドFMとは、2012年に停波した地上アナログ放送で使用していた一部の周波数(90.1MHz~94.9MHz)を利用して、
AM(中波放送)をFM(超短波放送)で流すラジオ放送の新体制になります。
既にAM各局は、2014年からワイドFMに取り組んでおり、
2019年9月現在では全国のAM放送局47社の内、44社が実施しています。

ワイドFMは、従来のFM放送の90MHzより上(90.1MHz~94.9MHz)の周波数帯で放送しますので、
ワイドFMを聴取するには90MHz以上の周波数を受信できるラジオが新たに必要となります。



さいごに

さて、ワイド放送の項目を見ると、AMラジオ放送自体は、無くならない。
むしろ高音質になって...と捉えるかと思いますが、それはあくまで現行の話です。
今回はAM放送を停波すると言っているのです。

現状、AM放送の維持は放送局にとっては負担が大きいものとなっています。
AM放送は既に風前の灯火に差し掛かっているということです。

近い将来、それが味わえなくなるのなら、今の内に堪能していた方がいいかもしれませんね。